「野生生物と社会」学会青年部会主催グリーンフォーラム 
『地域に住み、地域をおこす? ?地域おこし協力隊と考えるこれからの地域おこし?』

以下の企画は終了いたしましたので、活動報告をご覧ください。

【日時】

 2014年7月5日(土)13時30分~6日(日)12時

【会場】

 東京都府中市 府中市生涯学習センター (http://fuchu.shogaigakushu.jp/)

【趣旨】

 今、日本の各地で「地域おこし」が試みられています。野生生物管理も地域おこしと無関係ではありません。例えば、集落全体や都市住民も巻き込んで取り組まれる獣害対策や、行政や企業と一緒に野生鳥獣肉を利活用し地域特産品を開発する試みも、地域おこしの一例として挙げられます。あるいは、野生生物管理の調査・研究をしようと地域に入って、地域おこしの活動への協力や貢献を要請されることも起きています。

 このような地域おこしの活動に対して、それを支援する、または、そこに参加する仕組みとして、「地域おこし協力隊」があります。地域おこし協力隊員とは、都市住民が地域に住み込んで地域おこしにかかわる活動を支援する制度です。それは一見したところ、調査者や研究者とはだいぶ違うアプローチのようにも思えます。しかし、地域の問題に対処し、より良い地域の暮らしをめざす点で、学べる点は大きいのではないでしょうか。

 今回のグリーンフォーラムでは、地域おこし協力隊として活動している(きた)方を講演者として招き、地域に住み込み、活動に携わるなかで考え感じてきたことを話してもらいます。そのうえで、「地域おこし」とは何なのか、地域に「住む」ことにはどんな意義があるのか、「住まない」人間には何ができるのか、といった点を、参加者と一緒に考えていきたいと思います。お互いの研究や活動を聞くことで、参加者一人ひとりが、自分なりの地域とのかかわり方を見つけることが、今回のフォーラムの目標です。

 今回のグリーンフォーラムは、一泊二日の合宿形式で開催します。一日目の夜の懇親会も含め、参加者の誰もが気軽に聞きたいことを質問し、議論したいことを話し合える場を提供したいと思っています。地域おこしにすでにかかわっている人、これからかかわるかもしれない人、どのように地域にかかわっていくか悩んでいる人、ぜひともご参加ください。

⇒広報用チラシ

【講演者】

 地域おこし協力隊

 ① 谷川ももこ

  長崎県対馬市で、有害鳥獣対策の促進と捕獲個体の資源活用による地域の活性化をテーマに活動中。

 ② 日吉沙絵子

  岐阜県中津川市加子母で、“森林(もり)と人との化学反応”をテーマに、地域内外の人に加子母の森と地域の魅力を伝える活動を展開中。

【プログラム】

 7月5日(土)
 ・趣旨説明、地域おこし協力隊の概要
 ・地域おこし協力隊による講演
 ・グループディスカッション―地域に住み込むことの意味とは?
 7月6日(日)
 ・初日の議論の振り返り
 ・グループディスカッション―さまざまな地域とのかかわり方を考える
 ・二日間の議論のまとめ

【参加費】

 ・通し参加(宿泊費・初日夕食・二日目朝食込み)
  青年会員:6,000円 正会員:8,000円 非会員:10,000円
 ・一日参加
  青年会員:3,000円 正会員:4,000円 非会員:5,000円

【申込・問い合わせ先】

 「野生生物と社会」学会 青年部会:awhs.cfgf[at]gmail.com
・申し込みの際は、以下の情報を記載してください。
(1)氏名、(2)性別、(3)所属、(4)電話番号、(5)メールアドレス、(6)参加形態(通し参加か一日参加か)、(7)会員種別(青年会員、正会員、非会員のいずれか)(8)府中市への居住・通学・通勤の有無

【主な対象】

 大学生・大学院生

【定員】

 30人

【申込締切】

 6月24日(火)