「野生生物と社会」学会青年部会主催グリーンフォーラム 
『自然保護地域から考えるこれからの野生動物管理』

趣旨

 昨今、野生動物管理において社会科学的なアプローチが注目を集めている。その背景には、効果的な野生動物管理のためには、野生動物管理にかかわるさまざまな主体のあいだに見られる目的や理解のズレを埋めることが必要との認識の高まりがある。

 しかし,社会科学的なアプローチが実施されれば,効果的な野生動物管理は実現するのだろうか?

 そもそも、複数の主体がかかわっている現場では,どのような研究や仕組み,制度が求められているのだろうか?稀少な自然環境を護るために設置される自然保護地域には、研究者や行政機関,実務者など多様な主体がかかわっている。今回のグリーンフォーラムでは、そうした国内の自然保護地域をフィールドとする生態学者、行政職員,実務者の方々に,それぞれの立場から野生動物管理を効果的に進めていくために何を欲しているのかを発表してもらう。そのうえで、社会科学者と参加者も交えて、さまざまな立場の人・組織が交錯する現場で何が求められているのか、これからの自然保護地域・野生動物管理をどう考えていけばよいのかについて、ざっくばらんな議論を行いたい。そのために今回のグリーンフォーラムでは1泊2日の合宿形式を採用しており、1日目の講演終了後には会場建物内で懇親会を開催する。講演を聞いて感じた素朴な感想や普段の勉強・研究のなかで抱いている疑問、自然保護地域の実務や制度についてさらに詳しく知りたいことなど、参加者の誰でもが気軽に知りたいことを聞いたり議論したいことを話せたりする場を提供したいと思っている。自然保護地域や野生動物管理に関心のある方の参加を心よりお待ちしています。


日時

2013年5月11-12日(土日)


【場所・宿泊先】

東京スポーツ文化館 (http://www.ys-tokyobay.co.jp/culture/index.htm)

〒136-0081 東京都江東区夢の島2-1-3

東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線『新木場駅』下車、徒歩10分

都営バス「夢の島」バス停下車、徒歩5分

●参加募集人数:15人(最少催行人数:5人)


プログラム

【1日目】「自然保護地域」における野生動物管理の現場から

 ・江成広斗(宇都宮大学)

  ~白神山地におけるニホンザル管理―生態学者の視点から~

 ・松田奈帆子(栃木県自然環境課)

  ~日光国立公園におけるニホンジカ管理―行政職員の視点から~

 ・能勢 峰(知床財団)

  ~知床国立公園におけるヒグマ管理―実務者の視点から~

 ・1日目のまとめ

 ・懇親会


【2日目】現場と研究・自然科学と社会科学

 ・久保雄広(京都大学)

  ~自然保護地域の課題に社会科学的アプローチが果たせる役割~

 ・演者と参加者によるグループディスカッション

 ・全体のまとめ


参加費

・通し参加(宿泊費・朝食込み)

 青年会員:8,000円 正会員:10,000円 非会員:12,000円

・1日のみ参加

 青年会員:3,000円 正会員:4,000円 非会員:5,000円

※1日目夜の懇親会に参加される場合は実費を頂戴します。

※当日参加の場合は別途1,000円を頂戴しますが、資料をご用意できない場合があります。

※一度、参加を申し込まれたあとで連絡なしに当日キャンセルされた方には、食事代、宿泊費などを含めたすべての参加費を徴収いたします。


申し込み・問い合わせ

<連絡先>

「野生生物と社会」学会青年部会幹事 目黒紀夫(日本学術振興会/東京大学)

E-mail:swhs.youth@gmail.com