「野生生物と社会」学会青年部会企画
『空間スケールに応じた野生動物管理の在り方』
【日時】
2021 年 1 月 23 日(土)13 時~16 時
【開催方法】
Zoom によるオンライン開催
【趣旨】
近年、野生動物による問題は、農山村における農林業被害という従来の問題だけではなく、市街地における人身被害も発生しています。また、野生動物の分布が拡大し、生息数が増加しているため、こうした問題は一部地域だけではなく全国各地で発生しています。
こうした問題に対応するために、国は鳥獣保護管理法、各都道府県は特定鳥獣管理計画を策定した上で、増え過ぎた野生動物の管理を試みています。しかし、一つの都道府県単位で管理計画を運用していくだけでは不十分であり、管理計画を適切に運用していくために、管理スケールの異なる縦の連携や隣の都道府県や市町村との横の連携が重要となります。
また、特定鳥獣管理計画を運用するためには、野生動物管理を担う専門的な行政職員が必要であり、さらに継続的に管理計画を実施していく上では、将来を担う人材の確保が急務の課題とされている一方で、鳥獣行政に関心のある学生は現場の窮状を知らないことが多い。
そこで本シンポジウムは、野生動物管理を担う多様な職種の中で、行政に焦点を当て、国や都道府県、市町村という複数スケールでの野生動物管理に対する取り組みと課題を提供し、今後の日本の野生動物管理を担う若い人材に現状を把握してもらうことを目的とする。
【講演者】
・西野 雄一 氏(環境省 自然環境局 野生生物課 鳥獣保護管理室)
・岩城 光 氏(千葉県 環境生活部 自然保護課)
・山中 成元 氏(滋賀県 東近江農業農村振興事務所 農産普及課)
・千本木 洋介 氏(南会津町 農林課)
・コメンテーター:鈴木 正嗣 氏(学会長/岐阜大学 応用生物科学部)
【参加者】
事前申込者に限定,無料,非会員歓迎
野生生物問題に興味関心のある大学生・大学院生・社会人など
【申込】
2021 年 1 月 15 日までに申込フォーム(https://forms.gle/xZjWmiFc45pJfwhN9)へ必要事項を入力。事前に参加 URL をメールで通知