平成25年度第2回「野生生物と社会」学会理事会議事録
日時:
2013年11月28日(木)17時〜19時
場所:
四季の森生涯学習センター東2階 第一会議室
出席理事:
湯本貴和、横山真弓、赤坂猛、岩井雪乃、梶光一、小寺祐二、鈴木克哉、八代田千鶴、柳川久、吉田正人(記録)
欠席理事:
鈴木正嗣、羽山伸一
次期理事:
上田剛一、富田涼都
監 事:
敷田麻実、丸山哲也
青年部会:
安田章人、桜井良、中村大輔
行政部会:
野崎英吉、増澤直
1. 湯本会長挨拶
湯本会長より、大会実行委員会への感謝の挨拶があった。
2. 横山大会長挨拶
横山副会長より、大会実行委員長として、大会参加者事前申込122名+当日9名、公開シンポ参加者135名との報告があった。
3. 次期役員選挙結果報告
選挙管理委員を代表して吉田より、11月15日締切で19日に開票した結果、別紙の通り、得票数の多い順に11名を当選、4名を補欠とし、理事会に報告した。選挙結果は、報告の通り、理事会において認められた。
4. 学会功労賞の授与
梶理事から、伊吾田宏正会員に対する、功労賞を発議した。湯本会長より、理事会に諮り、功労賞の授与を決定した。
5. 会員数と財政状況
吉田事務局長から、別紙の通り、会員数の推移、2013年度前期会計状況を報告した。会員数は455人と、2012年度当初の会員数まで回復したが、2013年度会費未納の会員も80人以上含まれており、360人しか会費を支払っていない。「野生生物と社会」1巻1号を早く出版し、新たな学会に生まれ変わったことを強調して、会費未納者を減らす必要がある。年度当初予算は、新学会になって100人会員を増やす見込みで立てられているが、まだ30人弱しか増えていない。さらに、「野生生物と社会」を年度内に2冊出版し遅れを取り戻すのであれば、赤字にならざるを得ない。
6. 学会誌とフォーラム誌
湯本会長から、学会誌の発行状況について報告した。「野生生物と社会」
1巻1号は大会までに出版できなかったが年内には発行したい。
1巻2号についても、年度内に(できれば2月のフォーラム誌と同時に)発行したい。
岩井フォーラム誌編集長から、フォーラム誌の発行状況について報告した。2013年7月に18巻1号を発行し、2014年2月に18巻2号を発行する。
議題5、6に対して、以下の質疑があった。
Q:
学会誌は遅れを取り戻すにしても、学会誌を3冊出すことによる赤字はどうするか。
A:
借金または寄附によってまかなう。
B:
編集作業が遅れがちであるため、編集作業を手伝ってくれる若手を求めたい。
Q:
学会事務局委託料が高すぎるのではないか、委託内容の精査をすべきだ。
A:
比較的高めかもしれない。とくに編集業務が実際にしている仕事に比べて高いのではないか。
B:
投稿論文のハンドリングは遅れずにやってもらっている。
C:
事務局委託をはじめた当時の学会の予算からすると高いので、会員数が増えることを見越してスライドする契約とした。
Q:
年度当初に会員拡大を計画したが、会員拡大をチェックするため担当理事が必要。10月以降がないので、最新のデータがほしい。大会事務局としても努力してきた。10月以降会員が増えているのではないか。
A:
9月以降の新入会員のデータについては事務局で分析する。
Q:
2012年度の退会者、2013年会費未納者の分析が必要。2013年会費未納者、複数年未納者については理事が督促すべきだ。
A:
未納者のリストを理事に送付し督促に協力してもらうこととする。
B:
ポスターセッションの発表者が減少している。もっと学生会員を増やせるのではないか。
C:
入会を勧誘するため査読は早くしたので、学会誌がきちんと出れば会員は増えると思う。
D:
学会名が変更されたことで、新入会があった。さらに勧誘するためも新学会誌の早期刊行が望まれる。学会誌1巻1号を少し多めに刷ってPRすべきだ。
E:
フォーラム誌をPRに有効活用したほうがよい。フォーラム誌は売れると思うので、積極的に販売して収入増を図ったらどうか。
F:
今回の学会参加者で非会員に呼びかけ入会受付をすべきだ。関連学会にPRする、企業に団体会員になってもらうなどしたらどうか。
7. 男女共同参画
八代田理事より、資料に基づき、10月7日の男女共同参画学協会連絡会シンポジウムの報告があった。男女共同参画については会費のみで旅費が予算化されていない。来年度は余裕があれば予算化すべきだとの意見があった。
8. 青年部会
安田部会長から、資料に基づき、事業報告があった。2013年5月11-12日、グリーンフォーラム、自然保護地域から考える野生動物管理を開催。2013年8月に日光で現場セミナーを実施。2014年コミュニケーションフォーラムを京都で開催し、関西の会員を増やしたい。
中村事務局長から、資料に基づき、会計報告があり、ある程度の繰越金は残しつつ、余剰金は学会会計に返納したい。
湯本会長:申し出はありがたく受け入れたい。
Q:
現場セミナーは全員非会員だったのか?
A:
全員非会員だったので、会員に勧誘し、3名会員となった。
9. 行政研究部会
野崎部会長代理から、資料に基づいて事業報告があった。
増沢事務局長から、会計報告があった。11万円繰り越し。本学会の財政状況に鑑み、15万円の補助金を見込んでいるが、繰越金が残せる。
A:
本大会で催しをすることで、会員拡大につなげることができると思う。
B:
学会名変更を機会に行政関係者の会員を増やしたい。
C:
行政部会も立ち上げとは状況が変わっているので、必ずしも現在の準会員制度にこだわらなくてもよいのではないか。
D:
行政の部署で団体会員になるのは難しいので、協議会等に会員なってもらってはどうか?
10. 次回、次々回の大会について
湯本会長より、平成26年度11月、犬山で開催すると説明があった。
横山副会長より、平成27年度は未定だが、関東で行ってはどうか(7月には国際学会があるがこれとは重ねない)。
11. その他
岩井理事より、フォーラム誌7月号の書評募集について説明があった。
鈴木理事より、懇親会のプログラムに加える事項の確認(ポスター賞、功労賞、新規理事、次回大会)があった。
敷田監事より、来年度を会員拡大、財政改革の一年として重点的に取り組むべきだとの意見があった。
横山副会長より、環境省から鳥獣保護法改正へのパブコメ、哺乳類学会から動物用電波発信器の使用について電波法改正の発議があった。社会的な発言することが必要なので、ワーキングを立ち上げることが提案され、横山副会長が担当することが承認された。
<資料は総会議事録に添付してあるものをご覧下さい>