第25回「野生生物と社会」学会大会(金沢大会) 【第3報】
度重なる台風により被災された皆様に、心よりお見舞い申しあげます。心配しておりました北陸新幹線は、幸いにも復旧しました。 大会実行委員会一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。 以下は、今大会に安心して参加して頂くための最新情報です。
1.会期
2019年11月22日(金)~24日(日)
日程表(2019.11)(PDFファイル)
2.大会テーマ「金沢で考える野生生物と年の新たな関係」
都市は、野生生物をどのように受け入れ、共存できるのでしょうか。野生生物と都市が出会うさまざまな事例を参考に、文化(工芸、食)、政策(生物多様性保全、獣害対策)、経済(地域振興、観光)といった側面から、野生生物と都市の新たな関係についての活発な議論を期待します。
3.会場
内容 | 日 | 場所 | アクセス等 |
---|---|---|---|
学会 大会 |
11月22日 (理事会、委員会) |
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)金沢駅前オフィス (JR金沢駅から徒歩1分、ポルテ9階) |
https://www.jaist.ac.jp/top/kanazawaoffice/ |
11月23~24日 | 金沢星稜大学(金沢市御所町丑10番地1) | http://www.seiryo-u.ac.jp/u/outline/access.html | |
懇親会 | 11月23日 | 金沢ニューグランドホテル(金沢市南町4-1) | https://www.new-grand.co.jp/guide/access.html *金沢星稜大学からバスで案内。 |
- 見取り図とアクセス(PDFファイル)
金沢星稜大学会場の見取り図と大学へのアクセスは次の「見取り図とアクセス」をご覧ください。 - 各プログラムと会場(PDFファイル)
※受付、プログラム毎の会場はこちらをご覧ください。
4.受付とクローク
受付は、11月23日8:30~17:00、24日8:30~12:00、金沢星稜大学C館2階ラウンジにて行います。クロークは、11月23日8:30~17:00、24日8:30~12:00同館2階C21(17)室です。
5.公開シンポジウム
日時:
2019年11月23日(土)15:00~17:30
場所:
金沢星稜大学稲置記念館 B21(青稜フォーラム)
テーマ:
生態系は都市文化を創り出せるか~野生生物と都市との出会い
基調講演は、寺倉憲一さん(国立国会図書館 国際子ども図書館長)。、「なぜ文化多様性が重要なのか―自然、そして社会との関わりから考える―」についてお話いただきます。会員の皆様、ぜひご参加をお願いします。
6.発表者の皆様へのお知らせ
発表時間や場所については日程表やプログラムをご確認ください。
1)テーマセッション
企画者は時間厳守でお願いします。
会場にはスクリーンとプロジェクターが用意されています。パソコンやポインターなどは企画者側でご用意ください。パソコンとプロジェクターとは、HDM Iで接続できます。Mac との接続はUSBタイプ-C とHDM Iの変換アダプタをご持参ください。
機材操作や司会進行、後片付けは企画者が責任を持って行なってください。なお、不明な点や機器の不具合などについては大会事務局かスタッフまでお知らせください。
テーマセッションプログラム
ID | 日 | 企画者 | テーマ |
---|---|---|---|
TS1 | 23日 | 清野未恵子 | 地域の自律的発展を支援しつつ野生動物管理を進める場づくりとは |
TS2 | 23日 | 諸坂佐利 | ペットを取り巻く制度設計の不備が引き起こす社会問題 |
TS3 | 23日 | 富田涼都 | 「野生生物と社会」の変動期における知識創造の可能性−オープンデータの生産や共有を通じて− |
TS4 | 23日 | 池田敬 | 野生動物管理体制を支える教育プログラムを創る |
TS5 | 23日 | 奥村忠誠 | センシング技術を活用して野生動物管理を行う |
TS6 | 23日 | 池田貴子 | 野生生物研究と社会をつなぐ「科学技術コミュニケーター」の役割を考える |
TS7 | 24日 | 角田裕志 | 学会賞受賞講演 |
TS8 | 24日 | 平田滋樹 | 資源かゴミか!?捕獲個体の適正処理の体系化 |
TS9 | 24日 | 湯本貴和 | 生物文化多様性を活かす |
TS10 | 24日 | 小寺祐二 | 鳥獣で喰う2-研究を職業とするためのわらしべ交換 |
TS11 | 24日 | 草刈秀紀 | 2020年を超えた市民社会と自然保護のあり方−開発の現場から政策を変えられるか?− |
TS12 | 24日 | 浅利裕伸 | 「野生生物と交通」に関する話題-最近のアラカルト |
2)ポスター発表
掲示時間と場所は下記リスト、あるいはプログラムをご確認ください。発表者は 11月23 日の 11:00 までに掲示を終えてください。また、ポスターの撤去は 24 日 12:20 までに終えてください。残っているポスターは大会事務局が撤去・廃棄します。
縦 180cm、横 90cm のパネルにポスター番号が記載されています。要旨集あるいは下記リストに記載されている番号と同じ場所にポスターを掲示してください。掲示用の画鋲とテープは事務局で用意します。
ポスター賞に応募された発表については、審査があります。コアタイムには必ず発表をしてください。11 月 23 日の懇親会で、授賞式を行ないます。
ポスター発表リスト
番号 | 発表者 | 演題 |
---|---|---|
P-01 | 石川圭介 | 農村集落の圃場防衛率と集落周辺でのイノシシ捕獲効率の関係 |
P-02 | 田鳥菜々子 | 八溝山系のイノシシに捕食されていた脊椎動物に関する報告 -2019年4月から9月- |
P-03 | 池田敬 | 愛知県渥美半島におけるイノシシの生息状況と捕獲の関係 |
P-04 | 松村広貴 | 個別柵やグループ柵と比較した集落柵のイノシシ被害軽減効果 |
P-05 | 遠藤友彦 | 異なる捕獲方法がイノシシ個体群に及ぼす影響について |
P-06 | 都丸成示 | 相八溝山地域に生息するイノシシ個体群における体毛の状態の季節的変動と付着する種子との関係に関する研究 |
P-07 | 宇野壮春 | ニホンザル保護管理の最前線-15年間のモニタリングから |
P-08 | 安冨舞 | 神奈川県におけるニホンザル群れ捕獲事例 |
P-09 | 西村光由 | カンキツ栽培地域におけるニホンジカの行動追跡 |
P-10 | 角田裕志 | カメラトラップ法によるニホンジカの警戒行動観察 |
P-11 | 幸由利香 | 千葉県におけるシカの生息密度指標と森林被害発生量との関係 |
P-12 | 幸田将平 | 人口減少社会における地域のニホンジカの目標捕獲頭数 |
P-13 | 藤田柊人 | 市販のエゾシカ肉における住肉胞子虫のリスク解析 |
P-14 | 山中正実 | 知床国立公園のエゾシカに対するシャープシューティングにおける着弾効果や群の反応に関する検討 |
P-15 | 中村南美子 | 牧場草地はシカにとって格好の餌場になっているのか? |
P-16 | 千本木洋介 | 豪雪地帯における持続可能な防鹿柵管理の検討 |
P-17 | 松浦友紀子 | 赤外線カメラ搭載ドローンを用いたシカの生息数調査-洞爺湖中島の事例- |
P-18 | 許 開軒 | 文献史料と遺跡試料からみる近世武家社会におけるカラスの駆除および利用 |
P-19 | 金城星太 | 北アルプス三地域におけるニホンライチョウ雛のハビタット比較 |
P-20 | 牧野由佳 | 北アルプス三地域におけるニホンライチョウ雛の成長に伴う採食資源の変化 |
P-21 | 野瀬紹未 | 世界最大のオオミズナギドリ繁殖島・御蔵島のネコ問題に関する住民の意識 |
P-22 | 吉田洋 | カモ類とヒヨドリによるブロッコリーの被害 |
P-23 | 久井貴世 | 江戸時代に利用されたツルの種とは?:鷹狩、贈答、食用、飼育の事例 |
P-24 | 金子武史 | 大分自動車道における用地境でのロードキル対策 |
P-25 | 高田陽 | 鳥類モニタリングを行う市民科学活動に対する参加動機 |
P-26 | 梅村佳寛 | ‟ヒグマ問題”緩和のための普及啓発ツールとしてSNSの役割とその評価 |
P-27 | 外坂杏由子 | 世界自然遺産白神山地における地域住民の認識と行動 |
P-28 | 本田裕子 | 福井県内での「コウノトリとの共生」に向けた自治体での取り組み状況の把握-県内16市町を対象にしたアンケート調査から |
P-29 | 林好美 | 野生動物の広域管理に向けて:ヨーロッパの事例に学ぶ |
P-30 | 高橋満彦 | 小中学校の教科書における鳥獣保護管理の取り扱い |
P-31 | 細谷忠嗣 | 獣害問題を考える動物園の教育イベントの提案:駆除個体を動物園の屠体給餌に |
P-32 | 小野司 | 居住制限区域における野生動物の出没状況 |
P-33 | 近清弘晃 | シカ用くくり罠で錯誤捕獲されたカモシカの生存率と負傷 |
P-34 | 吾田佳穂 | ロードキルに気をつけろ!防風林のマエ・ウシロ |
P-35 | 宇佐美二郎 | ICT電圧モニタリングで明らかになった電気柵の実態 |
P-36 | 倉澤央 | 湿地ビオトープを利用する哺乳類に対する人的影響 |
P-37 | 髙田真大朗 | 爪痕を用いた山形県におけるアライグマとハクビシンの生息地選択の評価 |
P-38 | 小坂井千夏 | 冬を超えて春まで!捨てられた柿に集まる哺乳類 |
P-39 | 丸山大我 | 谷津田の耕作放棄がクモ群集に与える影響 |
P-40 | 柳澤賢一 | 低コスト化を目指した防鹿柵による防除効果と管理頻度 |
P-41 | 押切智博 | 盛岡市公道における野生動物のロードキルと影響要因の解析 |
P-42 | 奥山正樹 | 「うずらすくい」はもう消えた? |
P-43 | 江成はるか | 遠回りした集落ぐるみの鳥獣対策の顛末 |
P-44 | 佐々木哲朗 | 小笠原諸島父島におけるノネコの捕獲排除状況 |
P-45 | 宇仁義和 | 日本の遠洋オットセイ猟業の資料的裏付け |
P-46 | 豆野皓太 | 農業直接支払制度が農地生態系保全行動に与える影響 |
P-47 | 満尾世志人 | ハゼ科魚類による河川加入とその変動要因 |
P-48 | 中川元 | 野生動物保護管理専門職の現場教育の可能性-その5 |
7.当日参加の皆様へ
当日の参加申し込みも可能です。 非会員で参加される学生の方は、学生証など身分を証明できる書類をお持ちください。
懇親会参加申し込みは会場の都合で定員を150名とさせていただきます。若干名につき、当日申し込み可能です。
8.エクスカーション
ツアー名 | 内容 | 集合場所 |
---|---|---|
野生動物からの新たな価値創出 | 野生のクマなどを観察できるブナオ山観察舎と獣肉解体施設を白山市に訪ねます。 | 金沢星稜大学大学構内正門北側広場 |
アートで生きる野生生物 | 金沢市内で、アートとして描かれた野生生物をガイドがご案内します。 | (JRバスで15分程度、星稜高校前バス停発12:59に乗車、橋場町下車) |
9.託児所のご案内
託児所はC42講義室に設置します。受付をすましてからお子様をお連れください。イベント保育サービス会社から派遣された保育士がお世話します。
託児所には、敷物をひきます。食事やおやつについては、アレルギー等のこともあり、保護者がご用意願います。食事はお子様と保護者と一緒におとりください。C42で食事していただいても結構です。
10.宿泊施設、大会会場周辺の飲食店
宿泊施設は、各人で予約していただくか、第25回大会HP内の宿泊予約申し込みサイトをご利用ください。
大会会場周辺には飲食店はありません。徒歩3分程度のところにコンビニエンスストアがあります。大会会場では、23日(土)、24日(日)は学生食堂が営業します。23日(土)は学内コンビニエンスストアも営業します。
11.大会に関する問い合わせ
h-shin@seiryo-u.ac.jp (事務局長 新)(@は半角にしてください。)
・メールの表題(件名)先頭に【野生生物と社会学会】と記入願います。
12.金沢観光情報
金沢市観光協会公式サイト「金沢旅物語」
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/