第19回兵庫大会

青年部会幹事会

(担当:安田・桜井・中村)

【開催場所及び日時】

 場所:東館2階 第一会議室

 日時:平成25年11月29日16:00~17:00

<主な内容>

 ・平成25年度事業計画(後期)

 ・平成26年度の事業計画

 ・その他

 ※幹事以外のオブザーバ参加を歓迎します。


青年部会総会

(担当:安田・桜井・中村)

【開催場所及び日時】

 場所:東館2階 第一会議室

 日時:平成25年11月29日17:00~18:00

<主な議題>

 ・平成24年度会計・事業報告

 ・平成25年度予算・事業計画

 ※青年会員の皆様のご参加を歓迎いたします!

【問い合わせ先】

 「野生生物と社会」学会青年部会事務局

 選挙管理委員長 中村大輔 宛

 E-mail:green_forumあっとwildlife-humansociety.orgまたはgreenforum.wcsあっとgmail.com


「自然資源管理を地域社会の文脈に埋め戻せるか?:生態系管理の多様な現場から」

【企画趣旨】

 人が自然と共存していくうえで、「利用」や「保護」などを通じた自然資源管理の重要性は広く認識されている。また、自然資源管理の当事者として地域社会が位置づけられ、あるいは期待されることも多い。しかし、そもそも、地域社会にとって自然資源管理の意義は決して自明のものではない。それが管理制度と社会の齟齬を生む原因にもなる。そのため往々にして、野生動物や森林、河川、湖沼など、生態系を資源として「利用」あるいは「保護」し「管理」する概念や方法は、それが存在する地域社会の外から持ち込まれることになる。もちろん、地域社会がローカルな自然資源管理と切り離されてきたような、生態系や社会の現代的な歴史的な変化を踏まえれば、「外から持ち込まれるもの」そのものが悪いわけではない。しかし、それが地域社会の文脈、いわば地域社会におけるこれまでの「自然との付き合い方」のなかに位置づけることができなければ、地域社会が自然資源を利用し、持続的に管理する当事者となるのは難しい。また、そもそもの生態系と社会の変化によって生じている問題を解決することにつなげることも難しくなるだろう。たとえば、増えすぎたシカやイノシシを「利用」するために、「ジビエ」として食肉利用することが全国的に進められている。ではこうして、ある種類の野生動物の身体を「利用」することは、地域社会にそれまであった「自然との付き合い方」とどのように すり合わせができ得るのだろうか。こうした問題は、狭い意味での「野生動物管理」にだけ生じることではない。広い意味の自然資源管理全般において、それをいかにしてローカルな地域社会の文脈に埋め戻すことができるのかが、地域社会が持続的な管理の当事者となるかどうかのカギを握っている。そこで、本セッションでは、野生動物に限定せず、広く自然資源管理と地域社会の関係に注目し、それらを様々な地域で実証的に研究や実践を行ってきた報告をもとにして、自然資源管理と地域社会の関係性についての見取り図をつくるとともに、今後の展望について参加者とともに検討したい。

【開催場所及び日時】

 場所:丹南健康福祉センター 第一会議室

 日時:平成25年11月30日9:00~10:30


 ・趣旨説明:富田涼都(静岡大学)

【話題提供者および演題】

 ・三木敦朗(信州大学)

  「森林管理と地域社会(仮題)」

 ・田代優秋(徳島県立佐那河内いきものふれあいの里)

  「遊びがつむぐ河川管理:川の中にプールを作った集落」

 ・安田章人(九州大学基幹教育院)

  「野生動物管理と地域社会のインタラクション:北海道占冠村を事例に」

 ・富田涼都

  「自然再生事業における地域社会への文脈の埋め戻し」