第16回岐阜合同大会
以下の企画は第16回野生生物保護学会において青年部会で企画したものです。全て無事終了いたしました。
青年部会総会
(同時開催:青年部会第3期役員選出)
<開催場所及び日時>
野生生物保護学会第16回岐阜合同大会における青年部会総会
場所:岐阜大学(岐阜県岐阜市柳戸1-1)
日時:平成22年9月18日
<主な内容>
・平成21年度事業報告
・平成22年度事業計画概要
・第3期役員選出(下記を参照)
・質疑及び意見交換等
<第三期役員選挙のご報告>
第16回岐阜合同大会において本学会青年部会の第三期役員選出が行われました。
野生生物保護学会青年部会役員選挙(結果)
江成 広斗(宇都宮大学農学部付属里山科学センター・特任助教)*
遠藤 美香(豊岡市役所コウノトリ共生課)*
久保 雄広(北海道大学大学院・修士課程)
桜井 良 (フロリダ大学大学院・博士課程)
関根 聡子(ネイチャーガイド)*
富田 涼都(静岡大学農学部・助教)*
中村 大輔(岐阜大学大学院・博士課程)*
野呂美紗子(社団法人北海道開発技術センター)*
満尾世志人(東京農工大学農学部・特別研究員)*
安田 章人(東京大学大学院新領域・学振PD研究員)
安富 舞 (神奈川県/日本獣医生命科学大学研究生)*
米澤 里美(兵庫県森林動物研究センター/大阪自然史センター)*
さらに、以下の二名が幹事として部会長により指名され、部会総会及びその後の幹事の承認において追加されました。
酒田真澄美(福井県総合グリーンセンター)
角田 裕志(東京農工大学農学部・特別研究員)
*は第二期幹事
コミュニケーションフォーラム
インタープリテーションは保全の現場で役に立つのか?
―専門家と現場のコミュニケーションを中心に―
野生生物保護学会青年部会では、9月20日に岐阜大学で行われる日本哺乳類学会との合同大会において、保全の現場におけるインタープリテーションのもつ可能性と課題についての集会を行います。ぜひ多様な分野の方々のご参加をお待ちしております。
【開催場所及び日時】
日時:2010年9月20日(月・祝)15:00~16:45
会場:岐阜大学・応用生物科学部
【企画趣旨】
インタープリテーションとは、相手の年齢・経験・ねらいなどに応じて、伝えたい情報の量や発信方法をアレンジするスキルである。このスキルは、自然体験学習などに応用され、環境教育の領域においてスキルの開発や人材育成などが行われてきた。しかし、単なる自然体験を志向したようなインタープリテーションでは、現実の保全現場での問題解決に貢献することが難しく、その意義が問われることも少なくない。
一方、保全活動は、社会的な実践でもあるため、地域社会をはじめとする現場とのコミュニケーションは避けて通れない。しかし、研究者をはじめとする専門家などは、野生動物などに関する専門的知識を持ってはいても「伝える」ことについては必ずしも精通していない。そのため、専門家と現場(非専門家)のコミュニケーションが不全となり、保全活動が滞ってしまうこともある。
そこで本集会では、インタープリテーションにおける「伝える」スキルの蓄積が、具体的な保全現場の問題解決に貢献する可能性と課題について、実践例も交えながら議論を行う。そこから、よりよい専門家と現場のコミュニケーションのあり方を模索し、獣害や自然再生、地域振興などの各種問題の解決へのシナリオを素描していきたい。
【演者・演題】
1.「インタープリテーションの光と影 ―自然体験活動の現場から」
関根聡子(ネイチャーガイド/青年部会幹事)
2.「保全現場においてインタープリテーションに求められることは何か?」
富田涼都(静岡大学/青年部会幹事)
3.「やまだらけの日本一人口の少ない町、早川町における保全を目的としたインタープリテーション」
大西信正(南アルプス生態邑/㈱生態計画研究所 早川事業所)
4.「博物館は保全にどうせまる? ―地域と科学をつなぐ学芸員の役割」
金尾滋史(多賀町立博物館)
※参加者:約70名