2025年webセミナー
「鳥獣政策に関係する各種計画の課題と展望(2)
~「特定計画」の多面的な課題と改善への提案~」開催のご案内

1.趣旨
全国で依然として獣害は深刻な地域が多い。背景には野生動物の個体数増加のみならず、農山村の人口減少、農林業の弱体化、地域の活力低下など、複雑な社会の問題が関与すると考えられる。これら多様な課題を解決するため、政策の指針となる法に基づいた「計画」がいくつか存在する。「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づき都道府県が策定する特定鳥獣保護・管理計画や「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律」基づき、市町村が策定する被害防止計画がその中心となって
いる。さらに最近では財務省が農林水産省に対し、被害防止計画に基づく被害対策の各種事業は農業経営基盤強化促進法に基づく地域計画(集落の将来の農業ビジョンを作成する計画) の内容を反映するべきであると指摘している。
一方、計画は存在するが、野生動物問題の現場では、これらが必ずしも有効に機能していない場面が見られる。また、自治体や集落によって有効な計画の策定とその実践による効果の差も大きくなっていると推察される。
これらの状況を踏まえ、本セミナーでは各種計画のなかでも特定鳥獣管理計画における現場や政策運営での課題をとりあげ、その要因や具体的な改善方法も含め議論する。
2.日時
2025年12月18日(木)13:00~15:30
3.開催方法
Zoomによるオンラインセミナー
〇参加費無料 〇要事前申し込み
4.プログラム ※敬称略
- ◆趣旨説明
山端 直人(兵庫県立大学) - ◆話題提供
- 特定計画の策定や実装における自治体の課題
岸本康誉(株式会社野生動物保護管理事務所)
- 特定計画の策定や実装における県の課題
近藤麻実(秋田県自然保護課)
- 環境省からみた特定計画策定と実施の課題
佐々木真二郎(環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室長)
- 農林水産省からみた特定計画と農作物被害防止対策
仙波徹(農林水産省農村振興局鳥獣対策・農村環境課)
- 現場での特定計画等の上手な進め方
丸山哲也(栃木県林業センター)
- 政策という視点からのコメント
富田涼都(静岡大学)
- 特定計画の策定や実装における自治体の課題
- ◆総合討論
5.お申し込み及び問合せ先【要事前申し込み】
12月5日(金)申し込み締め切り
申し込み専用サイトからの申込
下記 URLへアクセスし、フォームを送信してください。
https://forms.gle/8nLSXkg5yeCcR7q38
◆メールによる申込
以下ご記入の上、行政研究部会事務局アドレスへ申し込みください。
お名前、名前ふりがな、所属先(部署まで)、メールアドレス、連絡先電話番号、専門の分野、行政研究部会の区別(部会員・準部会員・会員外)
アドレス:gyousei-office@wildlife-humansociety.org(@を小文字に変更してください)
6.その他
事前申し込みされた方には12月12日までに参加方法を記したメールをお送りします。
○セミナーに関する問い合わせ先
「野生生物と社会」学会行政研究部会事務局
アドレス:gyousei-office@wildlife-humansociety.org(@を小文字に変更してください)
20251218(pdf)