「野生生物と社会」学会 行政研究部会 研究セミナー
「野生鳥獣の捕獲業務に関わる安全管理について」
開催のご案内

1.趣旨

 環境省と農林水産省は2013年12月に「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」を策定し,ニホンジカおよびイノシシの生息数を2023年度までに半減する目標を打ち立てました.これを受けて,「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」が2015年5月に施行され,認定鳥獣捕獲等事業者制度の導入や,網猟及びわな猟免許の取得年齢の引き下げが図られ,今まで以上に鳥獣を捕獲しやすい環境の整備が進められています.このような状況の下で,多数のイノシシやシカの捕獲とその処理は不可避となります.イノシシだけを見ても,年間捕獲数が最大で376,441頭となり,10年間で合計3,286,490頭が処分されると環境省は試算していますが,一方で,業務の増大が見込まれる中,野生鳥獣の捕獲、処理に携わる人々の安全については,充分に確保できる業務環境になっているとは言えません.

 そこで本研究セミナーでは,野生鳥獣の捕獲業務における作業の効率化および安全性の向上を目指したICT活用例と,捕獲業務における感染症リスクについて紹介し,今後必要となる調査研究や行政施策について議論します.

2.日時

平成28年2月13日(土)14時~16時 (13時30分より受付開始・開場)

3.場所

中央区立環境情報センター 研修室1・2 (東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデン6階)
※営団地下鉄銀座線「京橋駅」直結です。
 https://eic-chuo.jp/

4.内容(予定)

  • ICTを用いた檻・罠の遠隔操作・捕獲技術の開発と実証結果について
    三重県農業研究所 山端 直人
  • 捕獲個体の安全かつ効率的な処理技術について
    長崎県農林部 平田 滋樹
  • 感染リスクの視点から見直す野生鳥獣管理
    宇都宮大学農学部 竹田 努

5.参加費

不要

6.お申し込み及び問い合わせ先

2月10日(水) 締切

定員50名 ※先着順

●メールによる申込

「氏名」「ご所属」「ご連絡先(メールアドレスもしくは電話番号)」「行政研究部会の会員種別もしくは非会員」をご記入の上、行政研究部会事務局へメールでお申し込みください。
メールアドレス:gyousei-office@wildlife-humansociety.org

●申込み専用サイトからの申込

研究セミナー申込み専用サイトからもお申込みいただけます。
申込み専用サイト :http://goo.gl/forms/IFpcbC27OR

○問い合わせ先

「野生生物と社会」学会行政研究部会事務局
メールアドレス:gyousei-office@wildlife-humansociety.org




主催:「野生生物と社会」学会 行政研究部会

共催:ICTによる防除・捕獲・処理一貫体型技術コンソーシアム