「野生動物研究のためのフィールド調査入門」活動報告

概要

 2013年8月25日~27日に、栃木県の奥日光を舞台に、青年部会主催の現場セミナー「野生動物研究のためのフィールド調査法」を開催した。

 本セミナーでは、ニホンジカ問題に関する解説や、フィールド実習を通して、さまざまな研究に応用可能な知識と技術を提供することを目的とした。

 座学では、シカの生態や森林への影響、捕獲などについて講義を行った。実習では、シカの侵入防止柵の観察や読図、自動撮影カメラの設置、ネズミ類の捕獲、夜間の哺乳類観察などを実施した。

 最後に実施したアンケートでは、9割以上の参加者が企画内容に満足と回答していたため、今後もこうした企画を継続できればと思う。

 

~写真1:現在地特定のために地図を確認している参加者~ 



 

~写真2:自動撮影カメラを設置する参加者~ 

参加人数

大学(学部生)から18名の参加者を集めた(参加者はすべて学会非会員)。

また、宇都宮大学の学生4名にはスタッフとして協力頂いた。

青年部会幹事4名(關、中村、奥田、池田)と講師1名が、講義・実習指導を担当した。