野生生物保護学会 公開シンポジウム
参加費無料
「身近な生物多様性のモニタリング」
日時:2007年11月18日(日)13:00 16:30
場所:江戸川大学メモリアルホール
13:00 | 開会 |
生物多様性ちば県戦略とモニタリング 千葉県知事堂本暁子 |
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13:15 | 基調講演 |
地域社会のための生物多様性モニタリング 長野大学教授佐藤哲 (WWFJ前自然保護室長) |
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14:15 | 休憩 |
14:30 | パネルディスカッション |
「身近な生物多様性のモニタリング」
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16:30 | 閉会 |
基調講演
地域社会のための生物多様性モニタリング
地域の自然環境と生態系サービスの保全のために、地域住民が主体となった生態系管理が重要であることは論を待たない。その科学的基盤を提供するのが、生態系サービスを支える生物多様性の現状と変化の傾向を把握するためのモニタリングである。地域住民が主体的にかかわる生態系管理にモニタリングの成果を有効に活用するために、どのようなデザインのモニタリングが有効だろうか?そもそもモニタリングの目的や項目は、どのように決定されるべきだろうか? モニタリングの設計と実施において、地域住民自身の関与、住民と科学者の協働は、どのような形で実現されるべきだろうか? 東アフリカ・マラウィ湖沿岸の貧困に苦しむ地域社会と、サンゴ礁の急速な衰退を経験しつつある石垣島白保を舞台に、地域住民が主体となった生態系と自然資源の持続的管理に役立つ知識を生産するためのモニタリングのデザインと、地域のステークホルダーと科学者、NGOの協働のありかたを検討する。
(長野大学環境ツーリズム学部教授、生態学、地域環境学)
(前WWF(世界自然保護基金)ジャパン自然保護室長)
生態学者として東アフリカ・タンガニイカ湖、マラウィ湖のカワスズメ科魚類(シクリッド類)の生態やサンゴ礁環境の変化を研究、自然環境の研究を通じて環境保全や自然資源管理に役立つ知識を生産し、その知識を活用して地域の人々とともに自然資源管理と地域振興の方策を考える実践的な地域環境学が最近の主な関心。同時に、問題解決に貢献する科学のありかた、科学と社会の関係に関する考察をすすめている。