Wildlife Forum -野生生物 井戸端会議- 24巻2号
2020
CONTENTS
巻頭エッセイ
野生動物管理とNPO(PDF)
土屋俊幸(東京農工大学/「野生生物と社会」学会 理事)
2
特集1:野生生物保護管理の最前線
野生動物との軋轢解消に向けた 多様な担い手による法規果樹対策
清野未恵子(神戸大学大学院)/藤井寿江(香川県中讃農業改良普及センター)/鈴木克哉(NPO法人里地里山問題研究所)
14
連載:オーストラリアの野生生物保全政策
オーストラリアのイリエワニの保護管理について(2)
福田雄介(オーストラリア・ノーザンテリトリー準州政府)
22
特集2
これからの生物多様性 ポスト2020目標&SDGsに向けて
草刈英紀(WWFジャパン)/尼子直輝(環境省)/道家哲平(国際自然保護連合日本委員会)/足立直樹(株式会社レスポンスアビリティ)/香坂玲(名古屋大学大学院)
12
GREEN FORUM 企業セミナー「官民学による野生生物調査の仕事-見えない世界を知る」開催報告
20
受賞者の声 「野生生物と社会」学会 学術賞受賞者の声
34
自治体紹介 丹波篠山市の特徴的な環境施策「農都環境政策官の配置」-なぜ、政策官を雇うのか?-
36
行政研究部会 シカ等の個体数管理のツール:指定管理鳥獣捕獲等事業のいま、そして今後
38
BOOK Review 「ネコ・かわいい殺し屋 生態系への影響を科学する」
41
WILDGRAM メディアと通してみる野生
トビラのコトバ
集落周辺には実に多くの果樹が栽培されている。毎年多くの果実を実らせ、私たち人間にとって重要な資源となってきた。しかし、地域によってはその多くが放棄・放任され始めている。人間に利用されなくなった果樹は、野生動物を人里へ誘引し、被害を助長する要因となっている。こうした問題に対して、私たちはどう立ち向かっていくべきなのだろうか。野生動物の人里への出没を減らすために、放棄・放任果樹の価値を再評価していくことが求められている。
文・關義和/写真・清野未恵子
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