Wildlife Forum -野生生物 井戸端会議- 23巻2号
2018
CONTENTS
巻頭エッセイ
試される創造力(PDF)
江成広斗(山形大学/「野生生物と社会」学会 理事)
2
特集1:野生生物保護管理の最前線
カモシカとの共存を考える-いま現場で何が起きているのか-
山田雄作(株式会社ROOTS)/須藤幸喜(シカ対策担当事務所)/竹下毅(小諸市)
17
特集2
報告!生物多様性基本法制定10周年記念シンポジウム
-レッドリストと種の保存-
草刈秀紀(WWFジャパン)/田島一成(前衆議院議員)/中静 透(総合地球学研究所)/
奥田直久(環境省大臣官房サイバーセキュリティ)/道家哲平(国際自然保護連合日本委員会)/石井 実(大阪府立大学)
松田裕之(横浜国立大学環境情報研究員)/海部健三(中央大学法学部)/渡辺綱男(国際自然保護連合日本委員会)
奥田直久(環境省大臣官房サイバーセキュリティ)/道家哲平(国際自然保護連合日本委員会)/石井 実(大阪府立大学)
松田裕之(横浜国立大学環境情報研究員)/海部健三(中央大学法学部)/渡辺綱男(国際自然保護連合日本委員会)
26
寄稿
地域に根差した自然保護-国際シンポジウム報告-
佐伯いく代(筑波大学大学院)/神宮翔真(筑波大学大学院)/田村知也(筑波大学大学院)
30
寄稿
オーストラリアの自然保護管理の仕組み
福田雄介(オーストラリア・ノーザンテリトリー準州政府)
35
寄稿
農家の加害獣同定の現状と課題
菅原 寛(株式会社アンドー)
32
寄稿
箱根町にツキノワグマが生息?!
關 義和(玉川大学)
14
GREENFORUM 青年部会企画「味噌づくりで地域おこし?!in木更津」開催報告
34
研究団体紹介 公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
38
BOOK Review 「ぼくの村がゾウに襲われるわけ。-野生動物と共存するってどんなこと?」ほか
41
WILDGRAM 食事に勤しむアカリス
トビラのコトバ
かつて幻の動物と言われていたニホンカモシカも、今ではその姿を見ることは難しいことではない。特別天然記念物として保護され、絶滅を免れたことは喜ばしい限りである。しかし、一部の地域では個体数の回復とともに農林業被害が深刻化し、積極的な管理も求められている。カモシカの軋轢を解消していくとともに、再び幻の動物と呼ばれることのないよう、それぞれの地域の状況にあわせて「保護」と「管理」を適切に実施してくことが求められている。
(文・關 義和/写真山田雄作)
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