将来構想

第2期将来構想にかかるアンケートの結果

本学会の将来構想を検討するため、学会員の現状とニーズを把握するアンケートを実施しました。

調査は、Web調査及びハードコピーによる調査を行い、前者は2015年11月~12月の1ヶ月間、後者は沖縄大会の参加者に対し実施しました。

→第2期将来構想にかかるアンケートの結果





野生生物保護学会 (現「野生生物と社会」学会) の将来構想

2010年9月18日

 野生生物保護学会では、2009年から2010年まで、野生生物保護学会将来構想検討会を設置し、2020年を目標とした野生生物保護学会のあるべき姿を示し、それを実現するための行動計画を検討しました。その結果をご報告します。なお、全文は以下のサイトでご覧になれます。

I. 野生生物保護学会の今後10年の方向性


  1. 野生生物と人との関係に関して、研究者と実務者が集い、自然科学と社会科学にまたがる学際的な研究発表と情報交流の場を創出する。
  2. 野生生物と人の問題の解決をめざし、保護管理の現場から学ぶとともに、研究成果を現場に生かすネットワークを創出する。
  3. 若手の研究者・実務者に、野生生物保護管理に関するトレーニング、キャリアデザインの機会を提供する。

II. 野生生物保護学会が緊急に取り組むべき課題


1)会誌の魅力の増大

  • 和文誌は、研究発表の場であり、学会の顔であるため、定期的刊行、査読の迅速化による投稿数の増大を図る。
  • フォーラム誌は、現場での野生生物保護管理の実践、幅広い分野の情報交流につながるような記事をより多く掲載する。
  

2)学会大会の魅力の増大

  • 学会大会は、研究発表の場であり、研究者・実務者の交流の場、会員拡大の場として重要である。
  • 部会、企画委員会等によるテーマセッションやエクスカーションなどを活発化させ、大会参加の魅力を増やす。

III. 野生生物保護学会が、今後5年以内に取り組むべき課題


1)幅広い分野にまたがる研究・交流の場の創出

 学会誌、学会大会の他、メーリングリストなどさまざまな手段を用いて、

  • 野生生物と地域社会との関わりを総合的に議論できる場
  • 野生生物の保全・管理に関する研究および実践の経験を交流できる場
  • 野生動物のみならず、幅広い生物分類群にまたがる保全研究の場
  • 自然科学だけでなく社会科学分野まで含めた学際的な研究交流の場

を創出し、野生生物保護学会の特色と魅力を作り出すことを目標とする。

2)野生生物保護管理に関わる実務者と研究者との恊働の実現

 行政担当者から市民団体まで、野生生物保護管理に関わる実務者と研究者が幅広く参加できる学会とするため、行政研究部会の活動を支援し、

  • 行政、研究者、市民をつなぐ、シンポジウム、ワークショップ、トレーニングセッション等の活動を活発化させ、
  • 野生生物保護管理の現場で求められている経験・知識・技術などを共有し、
  • 野生生物保護管理に関わる行政、研究者、市民のネットワークを作る。

上記の実践を通じて、行政の中に野生生物保護管理を位置づけ、現場の実践と研究にもとづいた保護管理が行われるようにすることを目標とする。

3)若手研究者・実務者の育成支援

 野生生物保護学会の将来を担う若手会員をエンカレッジし、その活動を支えるため、青年部会の活動を支援し、

  • 若手会員の研究・実践活動の奨励のため、学会大会におけるポスター賞を始めとする奨励方法を検討し、
  • 若手会員のキャリアデザインのため、研究職に偏らない幅広い進路選択に関する情報収集と提供を行うとともに
  • 若手会員のスキルアップのため、野生生物保護管理の理論と実践を体系だって学べるワークショップ、トレーニングセッションなどを充実する。

 上記の実践を通じて、野生生物保護管理に携わる研究者・実務者の層を拡大することを目標とする。

4)将来構想計画を実現するために

  • 学会を安定的に無理なく運営できる財政状況にするには、会員を増やす具体的なしかけが必要であり、学会誌の定期発行、学会大会の早期告知の他、新たな会員拡大をめざしたチームの設置を検討すべきである。
  • 男女共同参画の視点から、学会の諸活動に女性の研究者・行政職員が参加しやすい工夫(託児コーナーの設置など)を検討すべきである。
  • 学会の活動をより特色のある幅広いものにするため、名称の変更についても検討すべきである。
  • 将来構想計画の進展を評価するため、将来構想実現化ワーキンググループを設置し、2015年までの成果を客観的に評価し、将来構想計画を見直すべきである。